おおきにです、Hikkyです!
今回は久々の番外編ということで、新作のマウスを備忘録として残したいと思います。
「マウスなんてどれでもおなじちゃうの??」「会社支給のもんでええやん!」という方、
是非一度こだわったマウス・キーボードを使ってみてください。
入力デバイスは筆記具同様、いつも触れているものなので、こだわったものを使ったほうがテンションも上がりますし、いろいろ自分仕様にできて、結果効率があがりますよ!
意外と調べても出てこない、”マニアック”なマウスの実際のレビューを見ていただければと思います!
よろしくお願いいたします。
左手用マウス
パソコンのマウスを思い浮かべ、「左手用」と聞いてピンときますでしょうか??
一般的にはマウスといえばシンメトリー(左右対称)のデザインがスタンダードで、握りやすさに特化したものを
探しても右手用がほとんどです。
そのため、左手でマウス操作をする方はスタンダードな形のマウスを使うしかなく・・というのが現状でした。
そんなコアな状況の中で、なぜ左手用のマウスなのか?といいますと・・
これ、意外かもしれませんがメリット大きいです。
特に右利きの方。。
(私も右利きです)
最も大きなメリットをあげますと、右手がフリーになるので、「何かをしながら」マウス操作をすることが容易になります。
つまり、マウス操作をしながら書物をしたり、メモをとったり・・といったアナログな作業を並行することができます。
また、キーボード入力の中心は左に集中していますので、マウスが左の近くにあることで持ち替える際の時間も短縮できます。
とにもかくにも、まずは「利き手がフリーになる」ことが思いの外便利です。
左利きの方はこの恩恵を受けられないかというとそんなことはありません。
左利きの方が利き手でマウス操作するのであれば、単純に専用マウスの方が使いやすいでしょう。
全く恩恵に預かれないのは、「左利きの方が利き手でない右手でマウス操作する」場合ですが、まぁ確率は低いでしょうし、そういった方はこれをチョイスすることはないでしょう。。
以上を踏まえた上で、「左手専用マウス」と探すとほとんど出てきません。
そんな中、孤軍奮闘?していたのがサンワサプライさんとエレコムさんでした。
過去にはサンワサプライのマウスも使っており、詳しくは下記に記しますが、自分の好みの使い方に合わせるとWindowsの設定を触らないといけないのがネックでした。
ということで、もう一つあった、エレコムのトラックボール型のEX-Gというものを使っていました。
トラックボール型は場所を選ばず使えるため、便利で、やみつきになる方が非常に多いのですが、私に関しては、親指が攣ったように痛くなることと、繊細な動きができないためどうしても少し使いにくかったです。
そして結局、ノーマル型の反応のいいマウスに戻っていたのですが、そんな中2023年末に発売されたのがこの「新型EX-G」です!
EX-Gについて
EX-G自体は元々「握りの極み」というキャッチフレーズで、手の形状を考慮した、負荷がかからず、自然と握れる「握りやすさ」が売りのマウスです。
それだけではなく、静音タイプや有線モデル・Bluetoothモデル、S~XLのサイズなど、さまざまなバリエーションを持っていて、その人にあった快適性をくれます。
その証明として、98%の医師が推奨するという、AskDoctors確認済みの商品です。
長時間握っても疲れにくく、操作もし易い上に、いろいろなボタンを設定できて、こういった特殊形状のマウスにありがちな高値もなく、非常にコスパに優れた商品として、2013年からのロングセラーになっています。
そんな人気のEX-Gに新型がでたのが2023年6月のお話です。
「手を自然に乗せるだけで使えるため余計な力がかからず、手首と指の両方の負担を極限まで抑えることを可能にした”EX-G”マウスの新モデルです。
習志野台整形外科内科 宮川一郎院長のご協力のもと、手首を動かす「腕橈骨筋」と指を動かす「総指伸筋」に着目し、マウスを動かす手の筋に最適な角度と形状を追求することで究極の使い心地を実現しています。」
(エレコムさんHPより抜粋)
この謳い文句の通り、マウスを握っていることを意識させず、自然に操作させて疲れにくくすることを目的にフルモデルチェンジしたのが新型です。
従来型よりも全体的に大柄になり、形はより立体的になりました。
そして角の少ないなめらかな形になって、シームレスになっており、「握っている」というより「置いている」という言葉がぴったりのマウスになっています。
まぁメーカーさんも「握らないマウス」といってますしね・・。
また、優先・無線(USBドングル)・Bluetoothの3つの接続方式とS~XLまで4種類の大きさを用意し、用途や手の大きさに合わせて選択できるのも従来どおりです。
しっくりくるためにはサイズも重要ですから。
さらに、色も黒・青・白と3種類あり、バリエーションとしてはかなりのものになります。
https://www.elecom.co.jp/news/new/20230912-02/
(エレコムさんHP)
そして今回は「静音タイプ」に統一されたようで、音の少ない静音クリックになっています。
このように、EX-Gらしいいいところを受け継ぎつつ、全体的により疲れにくく、より洗練された形にブラッシュアップされたのが、今回の新型ということになります。
↓新型と従来型、それぞれの握ってみたイメージです
レビュー
イイところ
実際に握ってみると、さすがというべきか、とてもしっくり来ます。
新型になり、以前の「握りの極み」と呼ばれていたモデルに比べても手首の位置も含めて自然な感じで握れます。
確かに長く使っても疲れにくい感じは受けます。
クリックに関しても、静音仕様というだけのことは有り、仕事場で使っていても静かに使えます。
握っている自然な位置に、「戻る」キーなどを充てられるボタンもついており、ブラウジングの際も便利です。
このボタンは、「エレコムマウスアシスタント」という専用アプリを使って、好きな動きを当てはめることができるため、使い勝手にも優れています。
通常、左手用マウスは、右手用マウスと同様、人差し指で左クリック・中指で右クリックという動きをします。
ただ、私の場合、現在のような非対称エルゴノミクスマウスのなかった時代から左手で使っていたため、左手の操作も右手と同様のクリックを使います。
つまり、左手中指で左クリック・人差し指で右クリックをします。
この場合だと、Windows上の設定で変更する必要が有るため、マウスを変えた際は設定を触らないといけませんが、エレコムマウスはその必要がなく、一度設定してしまうとUSBドングルを差し込むだけでその設定が適用されるため、非常に便利です。
気になるところ
このように、筆記具で言うところの「パイロット ドクターグリップ」のようなマウスですが、もちろん気になる点もあります。
まずは、「大きさ」です。
全体的にとても大柄で重たいです。
とても持ち歩きには適しておりません。
コンセプト通り、「デスクトップPCで長時間使う」方におすすめです。
また、大きく、握って操作するため、パッケージにも記載のある通り、自身の手のサイズをしっかり測り、”合った”サイズをチョイスすることをおすすめします。
↑ここ重要です
次に、「クリック位置とその反応」です。
先程のちょうどいい大きさにも関係するのですが、基本に忠実に”しっかり握って先の方をクリックする”という操作をしないと、クリックが誤動作することがあります。
どういうことかというと、私は握った感じを重視して少し大きめを買ったのですが、デスクに手首をつけながらつかむように持つと、指が最先端まで届かず、スクロールの横あたりをクリックすることになります。
この場合、たまにですが、人差し指側のクリックの入力が優先されてしまうことや、反応しないことがあります。
しっかり包むこむように握って、エグリの有るクリックするべき位置をクリックすれば問題ないのですが、気になるときがあります。
最後に、「操作性」です。
エルゴノミクスマウス全体に言えることかもしれませんが、通常のマウスとは形がちがうため、使い始めは違和感を感じます。
また、少々繊細な操作がしにくいため、絵を描くなど、細かな操作の必要となるシーンでは微妙かと思います。
総評
以上のように、総合的にみれば使いやすく、かつ疲れにくいのは間違い有りません。
高級品のエルゴノミクスマウス、それでいて安心のメーカーもの、それでいてこの実売価格はお買い得と言えます。
ただ、先述の通り、少し操作性に癖はありますので、できれば実際に店舗等で握ってみていただき、「癖がある」ということをわかって使っていただければいいかなと思います。
あと、今回のように「左手用」はとってもレアなので、その点だけ見ても非常に価値はあり、エレコム様ありがとう!!って思います!
「左手マウスなんて使えへんわ!」って方も、ぜひ一度使ってみてください。
最終的には「慣れ」なので、はじめは使いにくくても使えるようになります。
特に右利きの方、思いの外、便利ですよ・・?
↓通常の右手用はこちら
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