サインペンという選択肢
おおきにです、Hikkyです。
以前、いつもの大垣書店で気になるものを見つけていました。
その時は「へぇ、こんなんもあるんや~」くらいに思っていましたが、どこかでずっと心の隅でくすぶっていました。
実際にそのお店以外で目にすることはなかったのですが、やはり「忘れられないなら手を出してみるべきだろう!」ということで。
買ってしまいました。
ゼブラ フィラーレ・ディレクションと言います。
聞いたことがあるような、ないような?と思われた方はなかなかの通ですね!
そう、フィラーレと言えばゼブラの所謂「高級ペン」のブランドです。
フィラーレはエマルジョンインク(低粘度の滑らか油性ボールペンインク)を使い、回転繰り出し式の機構とスーツにもあうすっきりしたデザインと高級感でビジネスユースにもおすすめのボールペンシリーズです。
まぁ私はゼブラさんと言えばサラサグランドを推しまくっているため手は出していなかったのですが。。
そんなフィラーレに、なんとサインペンが出ていたのです。
サインペン・・。
小学校の先生からの丸付けに始まり、いろんなところで接してきたことはあったと思いますが、「実際に使っている」方は少ないのではないでしょうか?
そんなサインペンですが実は使ってみると意外なほどに便利だったのです。
例えばですが、携帯で撮った写真に書き込みをしてLINEなどで送信する時、書き込みの線は細いものを使いますか、太いものを使いますか??
細いものは書き込めますが、瞬間的には見にくいですよね。
逆に、太いものは見やすいですが多くを書けません。
講義中のノートは細かく書くため細くないといけませんが、ビジネス文書の推敲などには太い字で端的に書いてあるほうが見やすく、伝わりやすいです。
つまり、そういうことで、「自分の言いたいこと」を端的にわかりやすく書くためには太字の方が適しているのです。
赤いシャーペンより赤鉛筆、ということですね。
このように、使い方を分けることで「サインペンがいい!」と思えるシチュエーションがたくさんあります。
そして、あとはコダワリです。
どーせなら「大人」なものの方がいいですよね?
ほら、フィラーレ・ディレクションです♪
どんな時にええの? ターゲット層は??
ディレクションとは、「指示」「指し示す」という意味です。
つまり、これを使って相手の方に自分の考えをしっかり示すということからネーミングされているようです。
開発者の方のインタビューからも聞いたことがありますが、もともとこれはビジネスシーンにおいて、「上司の方が部下の方に指示を出す際に適したペン」を想定して作られたそうです。
太い字の方がはっきりして見やすいためより伝わりやすいですし、また本体も安っぽくないため使っていても全く問題ありません。
また、重心が中心に近いところにあるため、力を抜いて自然に大きな字が書けます。
こういった点から上司の方がとても使いやすくなっています。
また、よーくみると先端がゴールドになっています。
これは意図的にそう設計しているらしく、先端がゴールドになっていることでついついそこに目が行ってしまいます。
それこそが開発者の狙いで、指示する際にこれで指し示すことでそこに注目してもらいやすくしているそうです。
とはいいつつ、部下側としてはなんとなくペンで指し示されるより手で示してほしいような気はしますが・・。
サインペンって乾くんちゃうの? キャップは??
サインペンと言うと、通常はキャップがあり、インクが乾くものとおもいます。
しかしながらゼブラさんの開発した「モイストキープインク」は普通なら乾いてしまう状態で使っても乾きません!!
(モイスト=潤い、キープ=保持、おもしろいネーミングです♪)
これは元々、ノック式のサインペンとして発売された「クリッカート」というもので有名になりました。
クリッカートはノック式でキャップがないため、ボールペンのような気楽さで使うことのできるサインペンです。
しかも、色がとても豊富な上に単価も安いので大量に購入し、絵を描いたりするのにも使われているようです。
これを開発したのは女性だそうで、やはり目の付け所が斬新ですよね!
私もクリッカートは4本ほど持っていますが、確かに今まで「乾いて書けなくなった」ことはありません。
そんなモイストキープインクがこのディレクションにも使われています。
そのため、キャップレスでいつでも好きなタイミングで使うことができるのです。
これって、油性ボールペンでは当たり前のことですが、水性インクを使うサインペンでは画期的です!
同じく水性インクを使う万年筆でも、通常ではキャップをしていても乾燥してしまうのにモイストキープはむき出しで乾きません。
さらにはキャップを外して書き、キャップをお尻につけて、そしてキャップを閉めて・・という、手間のかかることをせずに軸を回転させる・ノックをするだけで書き、同様の操作で片づけることができる・・。
すごく身近で、使いやすいです。毎日のお供にも最適!
<参考>クリッカートやて・・?
フィラーレが使い勝手に優れた、優秀なサインペンであることは触れました。
しかしながら、実際に使う機会がボールペンよりも少ないサインペンに大きな資金はちょっと・・いう方に、せっかくなので先ほど触れた同じモイストキープインクを使った「クリッカート」について触れておこうと思います。
クリッカートは2019年グッドデザイン賞を受賞した、ノック式サインペンです。
先述の通り、限りなく乾きにくい独自の水性モイストキープインクを採用し、サインペンの常識を覆しました。
しかもそれでいて一本100円ちょいという破格の価格と相まって、私も当時セットで買ってしまいました。
実際に使ってみると、便利なこと便利なこと・・。
子供の宿題の丸付けをするのにも、ちょっと手を放す際はノックして先端をしまっておくだけで大丈夫です。
それ以外に、子供が絵を描く際も色鉛筆と同じくらい気楽に使って書けるので、とても使いやすいと評判でした。
そんなクリッカート、現在はなんと全36色のラインナップです。
いろんなキャラとのコラボデザインなどもありますので、選ぶ楽しさもあります!
最後に ~互換性~
今回、高級サインペンとしてフィラーレディレクションについて触れましたが、サインペンってビジネスの世界では疎遠な気がしますがシチュエーション次第ではボールペン以上に役に立ちます。
サインペンと言えば、昔からある「ぺんてる サインペン」があまりに有名で、優秀ですがちょっと実用的過ぎておしゃれではありません。
そんなサインペンの実用性と高級ペンの美しさを両立するディレクションは、ペンケースに一本忍ばせておくと一気に「できる人」になります!
フェミニズムなデザインなので、男性にも女性にもどちらにもお勧めです!!
そしてもちろんですがこのディレクション、替え芯はあります。
しかし一本220円・・。
あまりしょっちゅう使うわけではないので、すぐになくなることはないのですが替え芯一つといえど安い方がいい、と思うのは常です。
というわけで・・。
やってやりました、換装!!
ディレクションと手元にあったクリッカート、同じゼブラさんのサインペンです。
物は試しと分解してみるとなんとなくレフィールの形が同じ。
「これはイケるんじゃね??」
いけました!!!!!
そう、クリッカートのレフィールが入るのです!!
ディレクションはビジネスユースを想定しているので、黒や赤・青といった実用的な色しかありません。
それに対し、クリッカートは先述の通り全36色のレパートリーです!
しかもクリッカートの値段は1本100円!
ディレクションの替え芯の半額で数多くの好きな色を選べるのです。
これは行くしかありませんね!
このように、色を選ぶ楽しさもあるディレクションに化けるので、長く愛用できる一品です!!
・・しかし過去の記事でも書いたサラサグランドもそうですが、ゼブラさん・・。
書き味・高級感・カスタム性を備えたユニークな逸品を出してくれますよね・・。
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