おおきにです、Hikkyです。
先日、いつもの大垣書店さんに立ち寄ったところ、見たことのないフリクションボールを発見しました。
一目見て、「いつものと違う!!」と感じた私。
少しその場で眺めてみて、試筆を軽くしてみて、にぎにぎしてみて・・。
そしてそのままレジに行ってしまった、そんな最新作のフリクションを今回は語りたいと思います。
今回もよろしくお願いします!
↓今回紹介するのはコチラ
フリクションボールZONEについて
今回であったフリクションボールZONEは、メーカー(パイロット)が「フリクションボール ver.2」と称する最新型のフリクションということで、詳しくは下記で記しますが、新たな魅力を持ってデビューした「高級版フリクションボール」になります。
フリクションボールはパイロットさん曰く、開発から実用まで30年近く要したとのことで、2005年に発売開始されたときは「消せるボールペン」として、センセーションを巻き起こしました。
当時、私も社会人1年生として、会社に入って、メモを取るのにフル活用していたものです。
まぁその後、実は擦らなくても熱いところに置くと文字が消えるということを実体験で体験し、そこから少し離れていたのですが、最近その魅力を再認識し、再び使い始めています。
ちなみ余談ですが、フリクションは「文字が消せる」のではなく、「摩擦熱で透明にしている」というのが正しい表現です。
上記のシチュエーションにおいて、文字の消えてしまった書類を冷蔵庫にほりこんでおいたらなんと復活しました!
そのため、「高温でインクが透明になった」だけで「消えた」わけではないのです。
そんなフリクションの最新版なのですから、期待は高まりますね!!
ということで、実際に感じた魅力というか特徴を書いていきます。
①高級感がハンパない!!
マニアックな人がクリップ部と後ろのラバー部分を見たら「フリクション」とわかるかもしれませんが、それ以外は完全に高級ボールペンです。
フリクションボールは正直高級感に欠け、実用性オンリーのためビジネスには映えませんでした。
そんな人たちのために出たのが「フリクションボール・ビズ」です。
しかし、ビズは美しい反面、消すときにはラバーを隠すキャップを外さなくてはなりませんし、そもそも価格が高いです。
そんな方にはこの「ZONE」。
ノーマルであれば価格は500円~。
これでビズと同様の金属クリップに、おしゃれな消字ラバー、アクロ1000などにも使われるメッキのリングがついてきて、見た目はとってもおしゃれです。
さらに高級感を求める御仁には今回私が買った、ウッドグリップやインスピレーションとよばれるカラーの大理石のようなきれいなグリップのバージョンもあります。
このように、お手頃価格のフリクションでありながら、ビジネスシーンにも映えるデザインとなっています。
②消去ラバー部分が四角くて消しやすい!!
クリップのノック部分は金属メッキになっており高級感がありますが、ここだけだと他のモデルにもあります。
今回の他との違いは消字ラバー部分が四角にデザインされています!
今までは高級バージョンのビズであっても、丸いドーム型になっており、安っぽいというか、「あぁフリクションの消す部分だ」とはっきりわかる形をしていましたが、今回は周囲のデザインとすごくマッチしており、不自然さがまったくありません。
知らずにみるとクリップ部分ではなく、そこをクリックしてしまいそうなほどです。
もちろんこんなおしゃれな形であれば長く使って劣化してきたときのことも考えてしまいますが、ここも通常モデルと同じく、手で回して簡単に交換できます。
このように、デザインと実用性を兼ね備えたラバーに仕上げてきました。
③色(インク)が濃い!!
上記画像を見てみてください。
上から初代フリクション(フリクションボール3・ローズウッドグリップ)、フリクションポイントノック(チタンカラー)、少しインクの濃くなった(という噂)のフリクションポイントノックビズ(限定カラー、ブルーブラックインク)、そして今回の第二世代フリクション。
見てお分かりの通り、明らかにインクの出が違います!
(線の太さが違う、とは突っ込まないでくださいね・・。)
元々フリクションはインクの色が薄めで、ブラックでもグレーくらいの色合いになっていました。
これを個性と捉えてインクの色を楽しめたらいいのですが、半数以上の人は「薄くて見にくい」と判断して敬遠していたはずです。
そういった声はもちろんメーカーにも届いており、今回大幅改良に踏み切ったようで、Ver.2(第二世代)となりました。
インクの出が過去のものと比べて圧倒的によくなり、しっかりと濃い字が書けるようになりました。
これでメモを取る際にもしっかり確認することができますね!
・・よく出るということは、その分インクの減りが早よなるんちゃうの?と思われた方は下を読んでください!
④芯がブレず安定して書ける!!
画像のように、先端部の内側にパーツが内蔵されており、今まで以上にペン先がしっかり固定され、安定した筆記ができます。
またこのグリップ部分のパーツ本体は金属でできており、全体的な重量バランスも先端寄りになっているため、重心と合わせて長く書いても疲れにくく、安定して書き続けられます。
「ペン先をしっかり固定して筆記を安定させる」のはゼブラのブレンや三菱のユニボールワンFでも使われており、ユーザーから高い評価をもらっているシステムで、今回それをフリクションにも搭載してきました。
正直、ここだけ見ても、レフィールを変えて普通のボールペンにしてしまってもいいのでは?と思える完成度です。
それほどしっかり安定しており、しっかりと狙った字を書くことができます。
⑤ノック音が静か!!
比較してみました。
うーむ、わかりますかねぇ・・
今までの通常のフリクションが「かちっ」という音なのに対して、今回のゾーンは「がちっ」というような、少し低い音に代わっています。
基本的に高い音の方が耳につきやすいので、低くすることで耳障りでなくした、というのが正しい表現かもしれません。
実は自動車の世界でもそれは同等で、コンパクトカーでも国産とヨーロッパ産ではドアの閉まる音がヨーロッパ産の方が低いため、外車の方が静かに感じます。
他にも、ブリジストンのレグノというタイヤが非常に静かなことで有名ですが、静かであることは間違いありませんが、それよりも走っているときの「ゴー」というロードノイズが他よりも低いため、耳につきにくいということもあります。
このように、同じ音がするとしても音の質や音域が違うことで聞こえ方も変わるため、これは非常に素晴らしい考えと思います。
⑥インクが長持ち
上記③にて、「インクが濃い=インクがよく出る=インクの減りが早い=すぐ書けなくなる」と思われた方。
朗報です。
インクの量は増えているそうです。
(メーカー曰く、ノーマル比約70%増量)
これはボディをプラから金属に変えることで、同じ大きさでも壁を薄く作ることができるため、薄くできた分、たくさんの容量を入れることができた、ということのようです。
そのため、上記と合わせて「しっかりした濃い文字をたくさん書く」ことができます!
ただし、もちろん弊害はでておりまして、金属にした分コストが単純にあがっており、レフィール1本500円と、完全にヨーロッパ産のローラーボールやボールペン並みのコストになっています。
実際にどれだけ書けるかはこれから試していきますが、レフィール一本で本体が買えることを考えると今のご時世、なかなか勇気のいる価格設定と思ってしまいますね・・。
まとめ
ここまでの話を簡単にまとめますと、今回の売りは「静か」「安定感あるしっかりした筆記」「高級感」に尽きます。
ここ最近、ボールペン界ではこれらのキーワードは注目すべきポイントであり、どのメーカーもこれらをバランスよく搭載した優秀なモデル(三菱・ユニボールワンF、サクラクレパス・ボールサインiD、ぺんてるCalmeなど)が多数出てきています。
そのため、去年(2021年)は「ボールペンの当たり年」と言われていました。
そんなトレンド機能をこのZONEはすべて網羅しているのです!
これだけでもすごいことだと思いませんか!?
確かに少しお値段は張ります。
しかしながら、高級グリップバージョンを選択しなければ機能を考えると十二分にリーズナブルな商品だと思います。
(もちろん長く使うのであれば高級グリップバージョンはおすすめですよ!!)
2022年の最後に、なかなかの大物がでてきたやん、と正直感嘆しております。
この今年最後(と思われるであろう)大物を、ぜひとも試してみてください!!
いつも最後までありがとうございます!!
↓商品詳細はこちらからどうぞ!!
追記
まぁもしかしたら、と思って試してみました。
ZONEのボディにジュースアップのレフィール。
しっかり入りました😁
以前もビズで試したことがあるのですが、実はジュースアップとフリクションはレフィールの形がほぼ同じなのです。
なので、今回も入るかなと思って試してみたらしっかりとはいりました。
もちろん自慢の安定感もしっかり味わえ、ブレることなく書き続けられます。
まぁこうしてしまえばフリクションでもなんでもなくなってしまうのですが、今回のように軸も自慢の一品では気分転換がてらに試してみても面白いと思いますよ。
ウッドグリップだとちょっと三菱さんのピュアモルトみたいに見えなくもなく‥??
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