ジェットストリームに新型が出た、との話を聞きまして、早速手にしてみました!
今更かいな、と突っ込まれると思いますが・・、実際に手にしたの4月の月初ですので、当時は最新だったのです。
ジェットストリームは低粘度油性ボールペンの先駆けで、「クセになる、なめらかな書き味。」のキャッチコピーで、世界中で大好評を獲ているシリーズです。
かくいう私の中でも、ここからサラサラボールペンの歴史が始まっています。
そんな永遠のロングセラーがいよいよモデルチェンジというのですから、体験しない手はありません。
ということで、早速行ってみましょう!!
ライトタッチインクとは?
キャッチコピーは、「心まで、かるく。」
ジェットストリームのサラサラ感、しっかりとした濃さなど、いい点を引き継ぎながらも、より軽く、よりサラサラ書け、ストレスが減るように新開発されたインクが、このライトタッチインクです。
詳しくは、下記にて書かせていただきますが、書いてみた率直な感想としては、元々のジェットストリームの完成度が高すぎる故、大きく変わったようには見受けられません。
しかしながら、旧型と書き比べて見ると・・!!
(以下に続く)
ライトタッチインクシリーズのラインナップと従来型との違い
結論に行く前に、先にライトタッチインクシリーズについて触れておきます。
今後は主力商品として、もっとシリーズを拡張していくものと思われますが、現時点では以下のものになります。
・4+1マルチボールペン(シャーペン・黒・赤・青・緑)
・シングル(黒一色)ノック式ボールペン
・替芯
シングルボールペンも、事務的な印象を受けるいままでと違い、プレーンなデザインと爽やかな印象を受ける、はやりのパステルカラーを合わせて、女性にも受けやすいおしゃれなデザインになったと思います。
特に、グリップ部分もボディ同色にすることで、野暮ったさをなくしている+疲れにくさにも考慮されており、秀逸です。
しかも、よくよく見ると、グリップ部が少し太く設計されており、そのあたりの持ちやすさも考えられています。
それだけではありません。
クリップ部分も改良され、よりしっかりホールドしてくれるだけでなく、根元の取り付け位置が変わったため、胸ポケットなどに差した時に出っ張る部分が少なくなり、よりスマートに見えるようにもなっています。
そして今回、シングルもいいのですが、個人的に傑作!と思うのは4+1(以降、マルチと表記します)の方です。
元々、ペンケースを持っていかなくても、一本で色分けでき、非常に使い勝手のいいマルチですが、
正直どれを見ても実用的で、おしゃれとはほど遠いものばかりでした。
ジェットストリームの中でも、マルチは特にビジネスでも受けがよく、愛用者は多いのですが、その無骨さ故、女性が使うにはためらうものが多いのが現状です。
(まぁ限定モデルのバンブーとかになると明るく、おしゃれな配色のものも出てきましたが・・コストが。。)
そんな中で出てきた、このライトタッチインク。
今までの無骨さはまるっきりなく、ころんと非常に可愛らしく、シンプルなフォルムになっています。
それでいて本体自体も軽く、実用性におしゃれさ・使いやすさを加えた、非常にコスパに優れた一本になったと思います。
それだけでなく、本体自体も従来版よりも短くなっていて、携帯性にも優れています。
このように、女性がオフィスで使ってもおしゃれだと思えるボディに、軽い身のこなし(書きやすさ)で、選んで・使い倒して間違いない、本命の一本だと感じました。
実際に書いてみると・・・(従来型との違い)
当初はシングルしかもっていなかったのですが、そうこうしている間にマルチも買ってしまったので、その両方について触れてみます。
書き出してみて、思うのは「本当に軽い」です。
ボディが軽いとかそういうことだけではなく、油性ボールペンを思わせないくらいスラスラ書けます。
この感覚、元々通常のジェットストリームでも感じるものでしたが、今回の新モデルは「ライトタッチ」の言葉通り、今まで以上に軽く書ける感じがあります。
水性ボールペンのようなスラスラ感ともまた違い、なんというか、本当に「軽い」です。
書き味のいい上質な紙に、上質な鉛筆で書いているような感覚でしょうか。
それでいてジェットストリームらしく色も濃く、低粘度油性ボールペンの一つの完成形のように感じます。
同じように低粘度ボールペンでいうと、ぺんてるさんのビクーニャシリーズが濃く、サラサラでゲルインクのような印象です。
こちらは濃すぎるがゆえに書き始めにインクたまりなどができますが、ジェットストリームはそんなこともなく、通常のボールペンとして意識せずに使えるあたりがさすがです。
スニーカーのような使いやすさでしょうか。
元々持っていたそういう万能性を、より昇華したような感じに仕上がっています。
これが、シングルでもマルチでも同じような感じですが、マルチのほうが、ボディが程よく太く、軽く設計されていることもあり、より軽やかに書ける印象があります。
従来のマルチと比較しても、新作のほうがスラスラと軽い力で書けます。
ここまで書くと、いいことばかりなのかと思いますが、個人的に気になる部分もあります。
それは、「従来比で色が薄い気がする」「軽すぎる故、力を入れて書けない」という点です。
色に関しては、従来のものと黒色で比べると、今回のほうが少し黒さは薄いように感じました。
世の中の評価をみていると、むしろ濃くなったという話もありますので、ペンの太さや紙など、状況にもよるのかもしれません。
次に、力の問題ですが、特にマルチだと顕著なのですが、ボディも含めて軽い分、剛性感が薄く、とても力を入れて書けません。
「日本語を美しく書く」ために強弱をつけて、止め・はね・払いを意識して書こうとすると力が入りますが、そうするとなんとなく折れそうになります。
そういったことから、やはり一本でメモ取り・下書きにガンガン使い、最終まとめる時はPCなどで清書するというような使い方、つまり現代にとってもマッチしたものになった(進化した)と思います。
まとめとマメ知識(互換性など)
ここまで、つらつらと書いてきましたが、今回のライトタッチインクは、ジェットストリームの良さを活かしながら、現代のニーズにピッタリ合ったものにうまくアップデートされているな、と思いました。
シンプルで使う人・シーンを選ばないデザイン、サッと書くのに適した軽い書き心地など、コンセプト通りの製品になっています。
さすがですね・・。
そして、これはHPでも公式にアナウンスされていますが、今回のライトタッチインクは、従来型にも搭載できます。
書き味を比較するために、替芯だけも買ってみて、もっている従来型にも換装してみましたが、全く問題なく使え、従来型に比べ、その「軽さ」を実感できました。
上の写真が、わかりにくいですが、ライトタッチインクの芯を従来型のボディにインストールしてみたものです。
(このボディは現在生産終了中の、ピュアモルト・ジェットストリーム・リミテッドエディションです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。)
シングルで比較して、従来型が110円、ライトタッチが120円と1割ほど高価になっていますが、この「軽さ」を体感してみたい、というのであれば芯を替えるタイミングで替えてみてもいいのでは、と思います。
ライトタッチの替え芯は、パッケージが紙でできているので、店頭でもわかりやすいです。
ただし、先述の通り、少し軽すぎる印象はあるので、ゲルインクや水性インクのようなサラサラ感より、油性ボールペンならではのねっとりとした感じを好む方は従来型の方が好みになると思いますので、その点はご考慮ください。
このように、なかなかおもしろい一本となっていますので、ぜひ一度体感してみてください!
追記 R06.09
最近、ふらっといつも近くのイオンさんに立ち寄ってみると、なんとライトタッチ・ジェットストリームにたくさんの色が出ているではないですか・・!
もともと、軽さをイメージさせる、シンプルでさわやかなパステルカラーしかありませんでしたが、今回かなりビビッドな軸色で、個性的になっています。
同じ三菱さんのユニボールワンシリーズをほうふつとさせますね!
しかも、どうやらこの軸色たちは数量限定のようです。
今、このタイミングで手にするならば、こういったはっきりした色の方が、もともと濃さに定評のあるジェットストリームらしさを感じられるのではないでしょうか!
そしてそんな中、なんと同じシリーズで「赤」と「青」のインク・ボディのライトタッチも出ているようです。
私、赤色は結構チェックするのに単体で使うことが多いですので・・・
とりあえず買っときました。
参考までに、家にあった「Calme」の赤色と比較してみましたが、ジェットストリームの方が、色が濃く、油性ボールペンっぽさがいい意味でありません。
形もおしゃれなので、ちょっとシングルボールペンに悩んでいる、という方には、こちらおすすめです!
赤と青はボディ色とインク色が一致しており、わかりやすい他、こちらは限定ではなく、通常モデルとして出ているみたいですので、急がなくても手にできますので、ご安心ください♪
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