ユニボールワンに新作!! その正体は??
こんにちは、Hikkyです。
久々に胸のトキメク新作を発見しました。
それがこの、「三菱 ユニボールワンP」。
通称Pちゃん、とネーミングしました。
以前、ユニボールワンFについては語ったことがありますが、2022年のさまざまな文具大賞を総なめした傑作、ユニボールワンFの亜種となります。
たまたま三菱鉛筆さんのHPを見ていると新作が出るというので、気になってみてみたら今回の「P」のリリース資料がでておりました。
ユニボールワンは出始めた時から使っており、高級バージョンの「F」に関してはいろいろな方に紹介しましたが、こぞって使いやすいというので、今回そのイメージを持ったPちゃんもあまりに楽しみなのですぐに予約をしました。
実際に届いてみて、手にとってみると、本当に面白く、かわいくデフォルメされています。
もちろん書き味はそのままで、Fの売りであった先端パイプによる安定した筆記もしっかり継承しているため、とても書きやすいです。
いろいろと思うこともあるので詳細は下記に記しますが、ペンとしては色もかわいく個性的でどれでいてビジネスでも使える、面白い一品だと思います。
ユニボールワンとは?他にどんなのがあるの?? ~おさらい~
ここで、せっかくなので少しだけユニボールワンについておさらいをしてみたいと思います。
三菱鉛筆のユニボールワンは、「ノート、くっきり決まる」のキャッチフレーズで発売開始した新型のゲルインクボールペンです。
三菱さんにはもともとゲルインクペンとして、「UNI シグノ」シリーズがありましたが、新開発インクでそれよりもより濃く、しっかりかけるペンとしてデビューしました。
新開発のビーズパック顔料は、インクの色材となる顔料を粒子中に閉じ込め、粒子のサイズを大きくすることで、色材の紙面への浸透を極力抑えることにより、紙面上の色材が本来の色を発色し、黒はより濃く、カラーはより鮮やかに発色するそうです。
確かに、黒も赤もしっかりとした濃い色をしており、そのおかげか、文字がしっかりと見えます。
また、インクも速乾性に優れており、水性ボールペン並みにすらすら書ける上に滲まないため、普段使いにも適しているのが特徴です。
このように、ゲルインクボールペンの集大成といえるような内容になっていて、発売以来着実に支持をうけているのがこのユニボールワンシリーズになります。
そのようなユニボールワンシリーズには今執筆している2023年3月現在、大きく分けて三つのシリーズがあります。
・ノーマルのユニボール
・高級バージョンのユニボールワンF
・今回発売のユニボールワンP
細かな限定バージョンはさておき、基本はこの3種類で、専用インク、可動式のクリップ、ストレートですっきりしたモノシルエットデザインは共通です。
その中でも高級バージョンである「F」は、安定した筆記を実現するインナーパイプ(スタビライザー)機構や日常生活内によくある落ち着いた風景からインスピレーションされた専用の落ち着きのあるカラーを採用しており、その価格と性能のバランスはまさしく「ボールペンの完成形」とまで謳われるほどの人気を誇る一品です。
今回追加された兄弟分「P」は、この「F」のすっきりしたデザインとスタビライザー機能を継承し、ずんぐりシルエットの可愛さに見合ったかわいらしくビビッドな色あいで差別化を図ったモデルになります。
Fについてはこちらも参照していただくとして、少し長くなってしまいましたが、こういった点を踏まえて、さぁPちゃんがどんなものなのか、語ってみるとします!
実筆 ~Review&Comparison~
Pちゃんの握ったカンジ
Pちゃんのイメージは先ほど書いた通りです。
Fのもつシンプルで清潔感のあるデザインをうまくデフォルメしていてかわいくおしゃれな感じになっており、それでいてビジネスでも使えるデザインになっています。
色も「ブドウ」や「レモン」など、直感的にどんな色かわかるようになっており、その点もユーザーフレンドリーで愛着が湧きます。
実際に握ってみると、程よい太さでしっかり握れ、見た目と裏腹にとても軽いため、気軽に使うことができます。
メリットな点
メリットとして、秀逸なデザインに加え、Fにあるスタビライザー機構も内蔵されているため芯がぶれることなく安定して筆記ができます。
もちろんユニボールワンらしいしっかりしたインキも健在です。
しかしながら、これらの太さと軽さはそのままデメリットにもなってしまいます。
デメリットな点
そこが「きになっていた」部分になるのですが、まず太短いことで、写真を見ていただいてもわかるように、成人男性の手には少し小さいです。
上のほうを持つと若干切れてしまい、しっかり固定することができなくなります。
また逆に、手の小さい女性の方が持つと今度は太さが気になってしまうと思います。
あと、もう一つ軽いので使いやすい反面、どっしりした安定感に欠けます。
先述のスタビライザー機構のおかげでペン先が安定しているのに軸が軽くてぶれやすく、かつ短くてしっかり支えられないため、アンバランスな印象を受けてしまいます。
Fを使っていた人からすると手に持った瞬間の違和感の通りの書き味となってしまい、「なんか違う」という印象を持ち続けてしまうのではないかと思います。
参考までに、下に他の兄弟分たちの握った写真も載せてみます。
比較して参考にしていただければと思います。
結論やいかに!?
以上のように、主観が混ざってしまっていますが、メリットとデメリットが使うユーザーによってどっちにもなりうるという、ユニークな一面を持ったペンがこのPということになります。
気軽にインクを楽しめる基本に忠実なペンがスタンダードで、それに安定感・高級感を持たせ、気軽に長く使えるペンになったのがF、Pはその中間点というところでしょうか。
そうなってくると、今度はPちゃんの価格帯が気になります。
価格だけで言うとFの上位機種ということになりますが、性能的には上位互換とは言えない気がします。
つまり、要約すると「人とは違うおしゃれで可愛く、女子が持ってサマになるちょい使いペン」がこのPちゃんなのではないでしょうか。
もう少し価格が安ければいろんな色をそろえてみたい気もしますが、とりあえず私はデスクの上でFとPを並べて展示し、ノートを取る時はF、メモを取る時はPくらいの使い分けをしていきます。
とはいえ、ユニボールワンらしい書きやすさとコンパクトな携帯性、かわいいデザインはPちゃんの大きなセールスポイントだと思いますので、デメリットも享受したうえで手に取っていただければ素敵な相棒になってくれると思います!
そんなユニークなモデルが今回のPちゃんでした!
また次回もよろしくお願いいたします!!
【2023年】追記
2023年末、ついにPちゃんにも限定カラーが。。
それについてはこちらの記事をご覧ください!!
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