おおきにです、Hikkyです。
前の記事でも書きましたが、書くべきネタはたくさんあるのですが、なんとんとなく時間が足りないので、今回は取り急ぎ、衝動した新作を先に残しておこうと思います。
また今回もお付き合いください、よろしくお願いします!
今回紹介するのはこちら↓
What’s ZENTO!?
ユニボール。筆記具がお好きな方であれば、言わずもがなの有名なシリーズかと思います。
シグノシリーズをはじめ、最近では色濃いインクではっきり書けるのが自慢のワンシリーズと、ジェットストリームと並ぶ、三菱鉛筆さんの主力となるゲルインクボールペンですね。
<ユニボールワンについては、こちらの記事をご覧ください>
そんなユニボールシリーズに、なんと新作が出ているではないですか。
その名も、「ZENTO(ゼント)」シリーズです!
どうやら、今流行りの?水性インクを採用しているよう。
ことの始まりは、先日いつも行くロフトさんでPOPを見たのが始まり。
テスターを使って書かせていただいたところ、まぁ水性らしくサラサラ書けます。
もともとユニボールワンのインクをはじめ、ゲルインクでも十二分に快適ライティングのできる今日この頃、水性インクのアドバンテージは少なくなっています。
そんな中、満を持して新開発されたのですから、さぞかし期待がもてるのでしょう!
・・と思いながら、少しの間その場でGoogle先生にヒアリングしてみる。
この「ZENTO」は、やわらかく、すらすらと軽く書け、書くことを気持ちよくさせることがコンセプトらしいです。
このコンセプトは、なんとなくジェットストリームライトの「心まで、軽く」に似ている気がします。
どちらも、デジタルが主流で、書くことは趣味もしくは、デジタル化前の段階で使うことが多く、メモをとるように軽く書くことの多い現代にピッタリマッチしていると思います。
そのあたり、さすがです。
ジェットストリームと比較すると、ジェットストリームはいくら低粘度ですらすら書けるとはいえ、あくまでも油性ボールペンなので、インクたまりであったり、多少のねっとり感がありますが、ゼントはそんなものは皆無。
そんな水性インクのメリットを生かしながら、「もつこと」にも満足を感じさせる四つのシリーズでブランドを構築しにきています。
せっかくですので、簡単にその種類を触れておきます。以下、一部公式HPより引用させていただきます。
✔シグニチャーモデル

ゼント・シリーズの最高峰。
お値段、定価で3,300円也。
磁石で閉まる、ユニークな構造のキャップ式が自慢の高級ライン。
「マグネット式キャップを軸本体からカチリと引き抜く瞬間は、「かく」に向きあう前のひと呼吸。
キャップを逆に挿すとき、やわらかい書き心地を最大限味わうためのカタチが完成されます。」
とのことで、キャップを開け閉めするのは確かに少し面倒ではありますが、デザイン・
磁石キャップなど、所有感をしっかり満たしてくれる、価値ある一本。
✔フローモデル

ゼントシリーズの高級ライン。
定価1,000円也。
グリップ部分を金属にし、スタンダードと同形状のボディながら、高級感と低重心を実現。
高すぎず、かといって安っぽくもない、使い続けるにはピッタリの上級スタンダード。
「アルマイト塗装を施したアルミ製のグリップと軸色に合わせた可動式カラークリップ。
適度な重量感が流れるような書き心地を生み出します。
さりげなくただ確かに、あなたのこだわりを体現する1本です。」
とのことで、金属の質感が似合う、きれいなパワーストーンカラーがおしゃれでたまりません。
✔スタンダード
ユニボールワンに近い、すらっとしたスタンダードなボディのゼント。
定価250円也。
シリーズ共通のゼントインクを使い、どこを持ってもしっくりくるロングなラバーグリップと、これまたシリーズ共通のU字型可動式クリップで、その名の通り、ゼントの基本性能の良さを堪能できる一本。
「“時や場所” 、“気分やこころの声”に沿って選ぶ自分の色。
指や手があたる場所を広くカバーするロングラバーグリップで、握りやすく安定した書き心地をもたらします。
軸の素材には再生材を使用しています。」
とのことで、軸色も淡い色から濃い色までさまざまな色があり、好みの一本が持てます。
✔ベーシックモデル
スタンダードと同じコンセプトで、基本的な「黒」「赤」「青」のインクをボディ色やノック部分の色でも体現し、直感的に色がわかるようにした、「ベーシック」なモデル。
こちらも定価250円也。
このように、全4種類のシリーズからなっています。
ボディ色によって、レフィールの文字の太さが「0.38mm」「0.5mm」が決まってきますが、こんなものは、もし気に入らないのであれば、一緒に替え芯を買い、入れ替えてしまえば問題ありませんので、好みのものを選んでしまいましょう!
個人的には0.5mmの方が水性ボールペンらしさが味わえておすすめです♪
シグネチャーモデル


今回、私が購入したのは、「シグネチャーモデル」と「フローモデル」です。
最初、目にして気に入ったのは独創的なシグネチャーだったのですが、そのロフトさんでは何とSOLD OUT。
「なんや、ほなネットで・・」
なんとも恐ろしいことに、密林さんや期待の星、ヨドバシドットコムですらSOLD OUT。
念のための楽天市場ですら・・(以下略)
後で知ったことですが、どうやら初期ロット分が少ないらしく、あまり店舗および市場に出回っていない様子。
そのため、2月3日発売開始で、私が知ったのが5日ですが、5日の昼の段階でほぼ売り切れという、驚異的な状況を生み出していたのです。
そう、そして悲しいことに、「ない」とわかると欲しくなってしまうのが性。。
その後も、近くの穴場のイオンなどを探しに行った結果・・
これだけ奇跡的に見つけたのです!
なんという幸運。
しかも欲しいなと思っていた、シルバー。
まさしく運命。
ということで即決しました。

キャップを外すとこんな感じ。
セラミックのような、大理石のような、何とも言えない質感に心が躍ります。


キャップ式なので、書くときはキャップを外して筆記します。
その外したキャップは横に避けても、上の画像・右のようにポスト(後ろにつけること)をしてもOKです。
ポストした時のまるで一体型であるかのようなデザインバランスの良さもさすがですが(^ ^


恒例の(?)ばらしてみると、基本部品数も少なく、非常にシンプルで壊れにくいのがよくわかります。
右図のように、キャップの内側を見てみると、磁石が内蔵されており、軸の先端部・後端部についている磁石と合わせて、非常に軽い力で「ぱちっ」と止まってくれます。
この部分がとても独創的であり、シグネチャーモデルの価値の一つになっています。
ただ、少々磁力が強いため、外れにくいのが長所であり。短所でもあると思います。


実際に書くために持ってみると、ポストした状態でもコンパクトにまとまっており、老若男女どなたでも持ちやすい形になっています。
書き味はさすが水性インク、非常にさらさら書けます♪
紙によっては少しインクがにじむのも水性インクらしさ満点です。
ただ、海外ものをはじめとしたローラーボール(水性ボールペン)に比べるとインクフローが絞ってあるのか、意識するほど水性を感じさせず、使いやすくなっています。
まぁその点は、筆記具マニアからすると、「おとなしすぎる」と感じてしまう部分なんですけどね・・。
フローモデル


もう一つはフローモデル。
ヘマタイト、というカラーです。
シグネチャーモデルの「激売れ」にビビってしまった私、もしかしたら、ということで手に入るうちに手にしとこうということで、フローモデルも手を出してしまいました。
ヘマタイトというのは、パワーストーンの一種で、悪い気から兵士たちを守ってくれる、守護神効果のあるとされる石です。
私の身に着けているパワーストーンでもありますし、金属の重みも感じられるので、今回はこれをチョイスし、中の芯を0.5mmに変えました。
(ヘマタイトは0.38mmが標準です)
こちらはやはり、スタンダードな形なので非常に使いやすいです。
それでいて、金属の重みや冷たさも感じられ、高級感もばっちり。
かつ、先端部分に近いところを金属にしているため、重心が先端に寄っていて、書いていて疲れません。
これは私の個人的な意見ですが、万人受けし、誰もが「いいペン」と思うのはこのベスト・バランスのフローモデルだと思います。
最後に

ゼントシリーズ、満を持して発売されただけあり、魅力的なシリーズになっています。
今後、ユニボールワンシリーズのように、もっと限定カラーなども出て、盛り上がっていくのでしょう。
ただ、最近では、エナージェルをはじめとしたゲルインクも昔よりはるかになめらかになり、かついろいろな色が出てきております。
それに対し、水性インクは色も少なく、かつ滲んだりするため、アドバンテージが少なくなっているのも事実です。
もし、このゼントを使っていて、「もっとこう使いたい!」と思われることがあれば、替え芯はゼントシリーズ共通で、どの太さでも・どの色でも互換性があるため、交換ができます。
またさらには、ユニボールワンとも互換性があるため、最終的には「ゲルインク化」することも可能です。
このように、ゼントシリーズの、クルトガダイブにも通じる高級軸をベースに、自分好みの書き味にアレンジしていくのもいいかもしれませんね♪
願わくば、「ブルーブラック」や「レッドブラック」のような、個性的な色もでてくれるとうれしいなぁ・・
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